お茶やハーブティーには飲むことによって、代謝を活発にして体の中から穏やかに冷えを改善するものや、体力を高めて冷え性を改善するものなどがあり、様々な冷え性体質の方の改善に役立てることができます。
プーアル茶に含まれる重合型ポリフェノールには血行を促進して体を温めるという作用があります。体内にエネルギーとして存在する脂質の燃焼を促すという作用があるので、その燃焼により体温が上がりやすくなります。カフェインが含まれているので過敏症の方は注意するようにします。
カリンに含まれているビタミンCやクエン酸には、代謝や血流を改善して体を温めるという働きがあります。甘酸っぱいものを口にするとその刺激によって一時的に代謝を高める作用や、発汗作用などを得ることができます。カリン茶はその酸味による刺激によって冷え性を改善します。
漢方薬では桂枝という名前で使われており、主に体を温める作用や血流促進、ストレス緩和などの目的で利用されています。このような働きがあることにより、風邪を引いた時の悪寒や頭痛の改善などによく利用されています。真冬の気温低下で寒くて眠れないという時も効果的です。
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※2023年9月現在
ジンジャーティーには、血管を拡張させて血流を改善したり、体の代謝を活性化させて全身を温めるという働きがあります。主に胃粘膜に対する刺激作用により、全身の代謝を向上させるという作用によって冷え性を改善します。胃腸の働きを向上させるという働きもあるので冷え性+食欲不振がある方におすすめです。
シベリア人参には体を温めるという働きがあります。ストレスを緩和する働きもあるので、冷えて眠れないという時に役立ちます。その他、心身の働きをアップするという働きもあるので、体力低下や免疫低下を伴う冷え性の方の体質改善に効果的です。
高麗人参茶には内臓の働きを向上させる働きや、全身の代謝を活発にする作用などがあるので、冷え性改善、造血、低血圧の改善、免疫向上、滋養強壮、血行促進、疲労回復、血糖値の安定などの効果を得ることができます。
冷え性の定義はその人自身が四肢や腕、下半身などに「冷え」を自覚しているという状態を指します。このように自分は冷えを自覚しており不快なものの、病気ではないために現代医学では対応出来ないという現状があります。
しかし、冷えは体温低下による免疫低下や冷え刺激よる精神的ストレスの増長、全身が緊張気味になることによる血流悪化、入眠困難、頻尿、便秘、しもやけ、関節痛、肩こりなど様々な不快症状を作り出す原因になるので改善することが望まれます。
漢方の世界では冷えは体を診る上で大変重要な症状となっていて、強い冷えの症状を持っている場合には体力の低下や免疫の低下、精神的ストレスなどが要因で引き起こされ、状態が長引くと益々状態が悪くなっていくので速やかに改善しなければならない症状だとされています。
このような冷えを改善する方法としてお茶やハーブティーがあります。
各種お茶やハーブティーには飲むことによって、代謝を活発にして体の中から穏やかに冷えを改善するものや、体力を高めて冷え性を改善するものなどがあり、様々な冷え性体質の方の改善に役立てることができます。
よく冷え性改善として用いられるハーブティーとしてあるのが、シナモンティーやジンジャーティー、カリン茶などがあります。シナモンティーはシナモンが主成分となっているお茶で、体を内側から温めながら全身の血流を活性化するという働きがあります。
ジンジャーティーは生姜が主成分となっており、胃壁を刺激することで全身の代謝を向上させて体温を上げる効果があります。
カリン茶には代謝を向上させるビタミンCやクエン酸が含まれており、飲むと発汗を促すという作用があります。これら以外にも、冷え性改善に役立つハーブティーが用意されているので、自分に合ったハーブティーを選ぶようにするといいでしょう。
冷え性の根本的要因は皮下脂肪と筋力不足、それに体力の低下です。皮下脂肪には温まりにくいという性質があり、また、筋肉は熱を生み出すという作用があるので、現在の女性のように筋肉が少なく皮下脂肪が多いという体質は冷え性の原因になります。
また、熱は体のエネルギーが燃焼されることによって生み出されるので、体力に乏しくエネルギーの燃焼がスムーズに行われない場合には体温が低下しやすくなるので冷え性になります。
このような要因があるので、ハーブティーを利用すると共に、筋力をつけること、体力を高めることなどを並行して行っていくことにより効果を高めることができます。