薬ではなく、お茶で季節の変わり目の対策をしたいという方におすすめのお茶です。
野菜茶業研究所(元農林水産省野菜・茶業試験場)にて育成された「べにふうき」は、1993年に命名、紅茶・烏龍茶系品種として農林登録されました。野菜茶業研究所では、ヒスタミンの放出を抑制するメチル化カテキンは、、アレルギーによる様々な症状を抑制すると発表されています。
成分 | メチル化カテキン、ストリクチニン、茶カテキンなど |
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注目成分 |
メチル化カテキン |
べにふうきにはカフェインが含まれているので、カフェインに過敏な方は胃痛や動悸、不眠などが引き起こされることがあるので注意が必要です。
また、タンニンが含まれているので、鉄の吸収を阻害することから貧血の方は摂取を控えるようにします。これら軽微な症状があるものの、重篤な副作用などは報告されていません。
もし何か気になる症状が現れたら、すみやかに飲用を中止して医師に相談しましょう。
べにふうきには「メチル化カテキン」という特殊な成分が含有されています。メチル化カテキンにはアレルギーの原因となる「ヒスタミン」の放出を防いで症状を抑制するという働きがあります。
花粉症に対する効果を実験したデータがありますが、短期、長期どちらも症状改善に効果的であるという結果が出ています。
べにふうきの茶葉を用いる場合には、しっかり煮て成分を抽出する必要があります。べにふうきに含まれているメチル化カテキンは熱湯で煮出さないと、抽出されないという特性があるというのが理由です。
よって、出来れば急須を用いるのではなく、コトコトと煮出すようにして下さい。粉末タイプのものはメチル化カテキンがすでに抽出されているので煮出す必要はありません。
べにふうきに含まれる抗アレルギー成分はおよそ4時間で体外に排出されてしまいます。なので、持続的に効果を得る場合には、4時間ごとにべにふうきを摂取するという方法をおすすめします。
予防のために用いている場合は別ですが、症状が出ている場合にはなるべくこまめに用いて効果を切らさない工夫が求められます。
味・香り
少し濃いめの緑茶という感じです。濃いめというと苦みが強くなるのをイメージする方が多いかと思いますが、嫌な苦みではないので小さいお子様でも飲むことができます。香りの方も緑茶に似てホッコリする感じです。
種類や産地の違い
べにふうきは日本で交配されて作られた品種なので、なるべく日本産のものを選んだ方がいいでしょう。商品によって価格差がありますが、加工などの手間による違いが影響を与えているようです。
容量 | 50包入り(0.5g×50本) |
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カフェインタイプ | カフェインが含まれます |
原産国 | 日本(静岡県) |
賞味期限 | 商品ラベルに別途記載 |
飲み方 | 湯呑みにスティック1本分をいれ、熱湯を注いでください。1分ぐらい待ってから飲んでいただくと、メチル化カテキンがしっかりと摂取できます。 |
「緑茶べにふうき粉末スティック」は無農薬・無化学肥料栽培のお茶です。生産農家から直接販売しているので、品質のよいべにふうきが安く購入することができます。
口コミを見てみると、花粉症でお悩みの方が多く購入されているようです。無農薬のお茶なので安心して飲めるというコメントも多かったです。
楽天 | Amazon |
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☆4.5 |
☆4 |
※2023年9月現在
送料300円を足しても楽天の方が安いのでアカウントをお持ちの方は、楽天での購入をおすすめします。
容量 | 粉末 100g |
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カフェインタイプ | カフェインが含まれます |
原産国 | 日本(静岡) |
賞味期限 | 商品ラベルに別途記載 |
飲み方 | 1回当たり約0.5gを目安にご利用下さい。 熱湯を注ぎ、しっかりと蒸らす事で茶葉中のメチル化カテキンを多く抽出できます。 |
ロハスタイル「べにふうき 粉末」は1袋で200杯分の大容量です。口コミでは花粉症対策に利用されている方も多く、「飲みやすい」「緑茶みたい」という声が多かったです。
楽天 | Amazon |
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☆4 |
☆4 |
※2023年9月現在
費用・コスト
ティーパック30包入りで600円~1700円で販売されています。1包に付き2杯ほど淹れることができるので、30包入り1000円で計算すると、1杯16円ほどで楽しむことができます。鍋で煮出す方法だと1包で400mlほど作れるので更にお得です。
選び方のコツ
べにふうきは有効成分を抽出するためにしっかり煮出さないとならないので、煮出す手間を省きたいという場合は粉末タイプを選ぶようにするといいでしょう。
逆に、手間よりもコストパフォーマンスを重視したいという場合には、湯で煮出して利用するという方法がおすすめです。
昭和初期に日本茶業の父「多田元吉」が紅茶を作る目的でインドから持ち帰った種が改良されたのが「べにほまれ」です。
1965年、このべにほまれにダージリン系の茶葉を交配させて生まれたのが「べにふうき」です。近年、このべにふうきにアレルギー予防効果があることが明らかとなり、一躍注目されることになりました。