緑茶の効果と効能・効果的な飲み方

生活習慣病予防や老化予防に効果が期待できるので、お腹周りがちょっと気になるという方や、いつまでも若々しくいたいという方は緑茶を飲みましょう。
ポリフェノールの一種であるカテキンが豊富に含まれています。
日本人に古くからなじみのある緑茶は、秋田県から沖縄県まで栽培されています。
成分 | カテキン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなど |
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注目成分 |
カテキン |
緑茶の期待できる効果・効能
緑茶に含まれるカテキンには強力な抗酸化作用や殺菌、抗ウイルス作用、脂質分解作用などがあります。
これにより美肌作用や腸内環境改善作用、ダイエット、糖尿病予防、免疫力向上、虫歯や口臭の予防、リラックスといった効果を得ることができます。
飲み方とおすすめの飲むタイミング
脂質の分解やダイエット、糖尿病の予防目的で用いる場合には、運動の30分前及び、食事の30分後に飲用するようにします。
どちらも温かい緑茶を飲むようにします。風邪予防、改善、虫歯や口臭の予防目的で用いる場合には、1時間ごとに口や喉を殺菌するように飲み込むようにします。その他、抗酸化作用やリラックス効果を得るために利用する場合は、時間の制約はないので適当に時間を決めて利用するといいでしょう。
緑茶は食事に合うので食事中に飲みたくなりますが、食事に含まれる鉄の吸収を阻害してしまうため、できれば食事中は避け、食後30分開けてから飲むようにします。カフェインが含有されているので就寝前もNGなことから、10時や3時の休憩時に用いるというのがおすすめのタイミングです。
味・香り
リラックスできるお茶の独特な香りと共に、ほどよい苦みと甘味が特徴です。なぜか和食や甘いものによく合います。淹れかたによって苦味が濃くなったり、薄くなったり調整することができます。
種類や産地の違い
日光に当たった新芽を摘み取ったものは緑茶として出回りますが、安価なものは二番茶、三番茶(番茶や玄米茶として利用される)が緑茶として利用されることもあります。
日光に新芽を当てないものは玉露、かぶせ茶と呼ばれ、カテキンが少ない代わりにうま味やカフェインが多いのが特徴で価格も効果となる傾向があります。
緑茶の副作用
カフェインを含んでいるので、合わない方が飲むと動悸や不眠、胃痛、神経過敏などが生じることがあります。緑茶は苦みが比較的強く出ることがあるので、苦みによる胃痛や胸焼けをなどが発生することもあります。
また、タンニンが含まれているので、鉄の吸収を妨げてしまいます。よって貧血の方は注意するようにします。更に、結石の原因となるシュウ酸が含まれているので、飲み過ぎないようにします。
緑茶の費用と選び方
費用・コスト
業務用の緑茶パウダーは200gで1000円以下で販売されており、1杯約2円以下というコストパフォーマンスです。ティーパックは40パックで1000円程度なので、一杯約25円、煎茶は100g300~1500円なので、1000円で計算すると1杯30円のコストになります。
その他、缶やペットボトルで販売されているものは1杯に換算すると70円~120円くらいのコストになります。
選び方のコツ
毎日飲む場合には、コストパフォーマンスが高く、しかも効果や安全性が高いものがおすすめです。この条件を満たすのがパック詰めになった煎茶です。急須で飲みたい時に淹れて温かいものを頂くと胃腸にも優しいです。
産地などはあまりこだわる必要はないですが、茶葉を昔から専門に栽培しているところは間違いないといえます。
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歴史
緑茶は中国が発祥の地で、紀元前1世紀頃の漢の医学書に記録が残されています。その後、唐の時代には貴族のものとされていましたが、宋になると次第に庶民の間にも広がるようになりました。
日本には奈良時代から平安時代に伝わったとされ、千利休によって茶道の礼法が決まり現代に至っています。
日本での主要産地は静岡県、鹿児島県、京都府、三重県などです。