ハト麦は中国や台湾で栽培されている穀物の一種です。その種子を乾燥させたものを使用してお茶を作ります。さっぱりとした風味とノンカフェインの特性から、さまざまな人々に愛されています。
成分 | 食物繊維、ビタミンB群(特にビタミンB1、B2、B3)、ミネラルなど |
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注目成分 |
食物繊維 |
ハト麦は小麦とよく似た分子構造を持っているため、小麦アレルギーの方は症状が出てしまう恐れがあるので注意して利用するようにします。
その他、ハト麦茶には体の熱を冷ますという働きや、水分を外に出すという働きがあるので、体が冷えて乾燥気味という体質の方は、症状が悪化してしまうことがあるので注意して飲みましょう。
もし何か気になる症状が現れたら、すみやかに飲用を中止して医師に相談することをおすすめします。
ハト麦には水分代謝やタンパク質の代謝を促進するという働きがあるので、むくみや肌荒れなどを改善します。
更に、鼻炎や皮膚炎などのアレルギー疾患の症状緩和や、胃の健康を維持する働き、免疫向上効果なども併せ持ちます。
美肌や肌トラブルの改善が目的で利用する場合には、肌代謝が活発になる夜に摂るようにします。むくみや各種アレルギー症状などの緩和、免疫向上、胃の健康維持目的で用いる場合には、1日3回食事の前に摂るようにします。
ヨクイニンの効果をしっかり得たい場合には、吸収がよくなる空腹時に飲むことが大事になります。食べ物と混ざってしまうと、有効成分が食物繊維に絡め取られて便と一緒に排出されてしまうからです。
また、一度に大量に摂るのではなく、1日3回ほどに分けて少しずつ摂ることも大事になります。
味・香り
味・香り共に麦茶によく似ています。麦茶より雑味がなくほのかな甘みがあり、まろやかな感じがします。口に含むと、とうもろこしのような香ばしい香りが広がります。「飲みやすい」という言葉が一番ピッタリ来るお茶といっていいでしょう。
種類や産地の違い
原産地は日本、韓国、中国、東南アジアなどが日本で流通しています。日本製のものは価格が高く、人件費の安い中国や東南アジア産のものは安い傾向があります。このような傾向はあるものの品質による違いはそれほど大きくありません。
容量 | 4g×80p |
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カフェインタイプ | ノンカフェイン |
原産国 | タイ |
賞味期限 | 商品パッケージに記載 |
煮出す場合 | 500ml~1Lに対してティーバッグ1袋を入れて3~5分煮出します。お好みの濃さになったらティーバッグを取り出しましょう。 |
急須の場合 | 急須にティーバッグ1袋を入れてお好みの濃さで飲んでください。 |
楽天 | Amazon |
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☆4.5 |
☆0 |
※2023年9月現在
容量 | 88P(610 g) |
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カフェインタイプ | ノンカフェイン |
原材料 | はとむぎ・裸麦・くこ葉・クマ笹 |
原産国 | 日本(島根県) |
賞味期限 | 商品パッケージに記載 |
煮出す場合 | 1L~1.3Lに対してティーバッグ1袋を入れて3~5分煮出します。お好みの濃さになったらティーバッグを取り出しましょう。 |
楽天 | Amazon |
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☆4.5 |
☆4.5 |
※2023年9月現在
容量 | 400g |
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カフェインタイプ | 記載なし |
原産国 | 日本・韓国・インド・中国 |
原材料名 | ハブ草、はと麦、どくだみ、柿の葉、グァバ葉、熊笹、ビワの葉、クコの葉、山茶、鉄観音、浜茶、あまちゃづる、甘草、杜仲茶、イチョウの葉、田七人参、明日葉、マタタビ、キダチアロエ、スギナ、霊芝、アガリクス、赤松 |
賞味期限 | 別途商品ラベルに記載 |
煮出す場合 | 沸騰した1.5リットルのお湯に「カンナのはなまる健康茶」を1パック入れて5分くらいして火を消し、ティーパックを取り出す。ホットでも冷やしてアイスティーにしてもおいしいです。 |
急須の場合 | 急須にティーパック1袋を入れてお好みの濃さで飲んでください。 |
楽天 | Amazon |
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☆4.5 |
☆4.5 |
※2023年9月現在
どちらも同じ価格なので、お好きな方でどうぞ。
容量 | 500ml×24本 |
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カフェインタイプ | ノンカフェイン |
原産国 | 日本(石川県) |
賞味期限 | 製造日より1年 |
楽天 | Amazon |
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☆4 |
☆4.5 |
※2023年9月現在
費用・コスト
30包入りで700円~1200円くらいが相場となっています。1包で1リットル作ることができるので、30包1000円で計算すると、一杯(約200ml)のコストは7円になります。一日分は×3回になるので21円になります。
選び方のコツ
ハト麦茶はヨクイニンという名で漢方薬として流通しています。よって、漢方生薬を取り扱っているメーカーのハト麦茶を利用することにより、品質、安全性共に質の高いものを選ぶことができます。漢方生薬を取り扱うメーカーはチェック体制が厳しく品質のばらつきが少ないからというのが理由になります。
紀元前1500年頃にインドでハト麦の栽培が広まり、その1500年後に中国(後漢時代)へ伝わったとされています。
日本に伝わったのは江戸時代で、学者・貝原益軒は病気の後や体力の回復にハト麦を処方していたと記されています。その後、1884年に厚労省がハト麦を保健食として推奨して現代に至っています。