ハーブティー・健康茶は自分の生活スタイルに合わせて利用しやすいタイミングで用いるようにします。
ゆっくりできるのが寝る前だけしかないという方は就寝前に利用し、朝が一番時間がとれる時間帯という方は朝に利用するようにします。
しかし、健康面が気になる方は注意した方がよい場合もあります。
ハーブティーや健康茶を食事の前又は後に利用することによって、身体への働きに違いはあるのでしょうか?違いがあるのかどうか、違いがある場合にはどのような違いがあるのかなどを分かりやすく説明します。
食前や食間などの空腹時に利用すると、ハーブティー、健康茶の持つ「体にいい作用」をより早く得ることができます。何故かというと、より早く有効成分が小腸に到達して吸収されるからです。
それに対して食後は食べ物と混ざってしまうため、吸収されるスピードが落ちてしまいます。よって、すぐに効果を得たい!という時はなるべく食間や食前などのお腹が空いている時に利用するようにしましょう。
食間や食前などお腹が空いている時に利用すると、ハーブティー、健康茶の持つ体にいい作用をより早く得られるという説明をしましたが、得られる効果の強弱という意味ではどちらも同じになります。
食後に利用した方が10の効果を得ることができて、食後の場合だと5しか得ることができない、ということはありません。
どちらも10の効果を得ることができます。よって、ハーブティー、健康茶を利用して長期に渡り体質改善をしたいと思っている場合には、食事の前後にこだわることなく自分のタイミングでの飲用で問題ありません。
さきほど自分のタイミングでの飲用で問題ありませんと説明しましたが、ダイエットやお通じ改善、血糖値の安定が目的で利用する場合には、基本的に「食事の前」に飲用するようにします。
理由としては、食事の前に飲用することで、その後に入ってくる食事の吸収抑制及び飲食物の腸内の流動性を増す効果などを得ることができるからです。
ダイエットと血糖値の安定が目的の場合には糖質などのエネルギーの吸収を抑制するために、お通じの改善では飲食物の流動性(すべり)を良好にするために食事の前に利用するようにします。
食欲不振になりやすい、胃もたれしやすい、下痢しやすい、胃痛があるなど胃腸が弱い方、胃腸に問題がある方はなるべく食後に利用するようにします。
食事の前は空腹時に利用すると、ハーブティー、健康茶に含まれる刺激物によって不快症状が出ることや、消化液を薄めてしまい消化不良の原因になることなどが考えられるため、なるべく食事の後に利用するようにします。
特に小食の方は食事の直前に飲用してしまうと、食べる量が更に減ってしまうことがあるので注意するようにします。
ハーブティー、健康茶を利用しているという方はもちろん、これから利用してみたいという方のために飲み方のワンポイントアドバイスをご紹介したいと思います。色々な飲み方を知っていると、飽きず飲み続けることができます。
ハーブティー、健康茶の多くは味と香りを同時に楽しむものなので、基本的には淹れたてのホットで楽しむのが普通です。ホットで飲むことによって胃腸にも優しいですし、香りが強くたつので香りによるリラックス効果も得ることができます。
しかし、暑い夏や風呂上りなどで体が火照っている時などは、熱いものよりも冷たいものの方が受け入れやすいので、アイスにして利用するようにします。暑い時に熱いものもいいですが、体が求めない温度のものを口に入れても美味しいと感じないばかりか、胃腸の動きも悪くなるということが分かっているので、体が求める温度のものを口にするようにすることが求められます。
ハーブティー、健康茶を飲む時にレモンなどの酸味や、蜂蜜などの甘味を加えると飲みやすくなります。その他、昆布茶をブレンドしたり、梅干を入れたりするブレンド方法もおすすめです。
変わったところではヨーグルト割りやジンジャーエール割り、牛乳割り(ガムシロ入り)などもあります。これらはハーブティー、健康茶の種類によって合う合わないがあるので、何が合うか最初は少量から試してみるようにして下さい。自分の好きなジュースなどを合わせるという方法もあります。
色々なハーブティー、健康茶を自分なりにブレンドして利用するという方法もあります。ハーブティー、健康茶は作用が穏やかなので、特にコレとコレはブレンドしてはいけないということはありません。自分に合うハーブティー、健康茶を2~3種類ブレンドして利用するようにすると楽しみが広がります。
一つ注意したいのが、ブレンドする時は「量に注意」しなければなりません。3種類ブレンドする場合には各々一回量1/3ずつにしなければなりません。全て一回量淹れてしまうと濃くなりすぎてしまいます。
ハーブティー、健康茶を継続的に利用するという場合には、1日1回で沢山飲用するよりも、数回に分けてこまめに飲用する方が効果的です。
1度に大量に摂取してしまうと、吸収時にロスが出やすいので作用が出にくくなることや、胃腸への負担が増えることなどにより体への効果が減少してしまうというデメリットがあります。
1日3回程度に分けてこまめに摂取するようにすることが効果的です。胃腸が弱い方や小児、高齢者は特に負担が大きくなってしまうので、こまめに利用するようにすることをおすすめします。