ハーブティーのなかでも飲みやすいことで知られているレモングラスは、スッキリとした味わいで食事中でも飲めるというメリットと共に、アーユルヴェーダで薬として利用されている様々な栄養素も魅力ということも知っておいてください。
東南アジアでは菌類や寄生虫を殺してくれるためとても重宝されているハーブです。
成分 | ビタミンA 、ビタミンC、葉酸 マグネシウム、亜鉛、銅、鉄分、カリウム、カルシウム、マンガン |
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注目成分 |
カリウム |
レモングラスティーには子宮収縮作用を持つ成分が含まれています。妊娠中は飲まないようにしましょう。また、イネ科のアレルギーがある方はかゆみやかぶれ、喉の腫れといったアレルギー症状が起こることがまれにあるので注意しましょう。
レモングラスティーを飲むことを控えた方がいい方
もし何か気になる症状が現れたら、すみやかに飲用を中止して医師に相談しましょう。
妊娠中・授乳中に注意が必要なお茶についてまとめた記事はこちらです>>
レモングラスには薬効がたくさん含まれているため、インドのアーユルヴェーダで薬として利用されていました。
鎮痛作用、抗炎症作用、抗菌作用・抗真菌作用・抗ウィルス作用、収れん作用、抗うつ作用・鎮静作用、解熱作用、駆風作用(胃腸に溜まったガスを出す作用)、利尿作用、催乳作用(母乳の出を良くする)、抗癌作用、殺虫作用など…
特にシトラールという香りの成分が「抗菌・抗真菌作用、抗炎症作用」に効果があるとされており、レモンの香りでリフレッシュできるので、気分転換はもちろん風邪の引き始めにもおすすめです。
朝の一杯から、夜のリラックスタイムのお供まで、様々な時間で楽しむことができるお茶です。
レモングラスには消化を促進してくれる効果もあるので、食欲不振や胃もたれといった胃腸の調子がよくない時は食事前や食事中にレモングラスティーを飲むのはとてもおすすめです。
スッキリとして飲みやすいので、夏場は冷やして夏バテ対策にも用いるとよいでしょう。
味・香り
もぎたてのレモンのような香りがしますが、レモンのような酸味はありません。レモンのような香りがするのは、レモンと同じ香り成分であるシトラールが含まれているからです。
種類や産地の違い
エジプトなどの海外が産地のものもありますが有機栽培のものもあるので、海外のものを選ぶ時は有機栽培のものを選ぶようにしましょう。
国産のレモングラスティーも増えているので、こちらも無農薬・有機栽培といった記載があるのものがおすすめです。
容量 | 1.5g×100p |
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カフェインタイプ | ノンカフェイン |
原産国 | エジプト |
賞味期限 | 約6ヶ月~1年 |
飲み方 | ティーパック1包に対し、200mlのお湯または水を注ぎ、お好みの濃さになりましたらお召し上がりください。ホットでもアイスでも美味しくお召し上がりいただけます。 |
楽天 | Amazon |
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☆4
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☆4
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※2023年9月現在
容量 | 250g |
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カフェインタイプ | ノンカフェイン |
原産国 | タイ |
賞味期限 | パッケージに記載 |
飲み方 | ティーポットにお好みの量の茶葉を入れ、熱湯を注ぎ蓋をして3分程度蒸らしてからお飲み下さい。 |
楽天 | Amazon |
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取り扱いなし |
☆4
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※2023年9月現在
費用・コスト
販売されている物の多くはレモングラスの葉が袋詰めされているタイプと、ティーバッグのタイプの2種類となります。
たくさんの量で安く利用したいという方は袋詰めのタイプがおすすめ。50gで800円~、100g1300円~という目安です。
急須やティーポットの片付けが面倒という方はティーバッグがおすすめ。2g~3g入りで1袋あたり20~30円程度が目安です。
選び方のコツ
お茶は無農薬・有機栽培といったもので飲みたいものです。国産のもの、海外産のものと様々ですが、安全性が高いものを選ぶことをおすすめします。
レモングラスはハーブの中でも育て安いハーブなので、自分でホームセンターなどで苗を購入して育ててみるのもおすすめです。フレッシュなハーブは買ったものとは一味違った味わいを楽しめます。
レモングラスはイネ科オガルカヤ属の一種です。インドでは「アーユルヴェーダ」(伝承医学)などで感染症や熱病の治療薬として数千年前から利用されてきました。
1786年にイギリスに伝来し、1914年(大正3年)には日本でも栽培されていたと言われています。