イライラや不安感などを落ち着かせる効果があるということで、古代ギリシャ・ローマの時代からメディカルハーブとして用いられていました。
レモンバームティーは副作用があるので妊娠中や妊娠していると思われる方は注意が必要なお茶です。
レモンバームはしそ科の植物で、その名前の通りレモンに似た香りがします。別名で「メリッサ」と言われ、海外ではこちらの名前で表記されている商品もあります。
成分 | 精油成分、タンニン類、フェノール酸、ロスマリン酸など |
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注目成分 | 精油成分(シトロネラール・シトラールなど)が精神を安定させる効果、風邪の症状を緩和する効果などが期待できます。 |
レモンバームには子宮を収縮させるという作用があるので、妊娠中や妊娠していると思われる時は摂らないようにします。
その他、精神面への影響があるために、人によっては動悸やだるさ、めまいなどが生じることがあるので、最初は様子をみながら利用してみるようにします。
妊娠中・授乳中に注意が必要なお茶についてまとめた記事はこちらです>>
レモンバームに含まれる精油成分にはイライラや不安感、興奮などを落ち着けるという働きがあります。この作用により、うつやパニック、不眠、スポーツ時の緊張緩和などに効果的です。
更に、アレルギー症状を緩和する効果、胃腸の働きを活性化する働きや風邪の症状緩和、放射線の害から細胞を守る効果などがあります。
レモンバームの有効成分は精油なので、油分が吸収されやすい「食後」に摂るようにします。更に、食後に摂ることで胃腸の働きを高めて消化吸収が活性化するという作用も得ることができます。
眠りの質を上げるために就寝前に利用する場合には、何か一口食べてから飲むようにするといいでしょう。
レモンバーム茶を自律神経を整える目的で利用する場合には、夕食後に飲むようにするといいでしょう。夕食後に飲むことによって、副交感神経が刺激され、午前中は交感神経優位で夕方以降は副交感神経優位というリズムが整いやすくなるからです。
味・香り
レモンバームはレモンという文字が入っていますが、果実のレモンとは関係ありません。しかし、レモンとよく似た爽やかな柑橘系の香りがするのが特徴です。味の方は酸味はなくまろやかな甘味があります。
種類や産地の違い
オーガニックで有機JAS認定などの商品は高価であり、その他は安価であるという傾向があります。安心安全なものを選びたいという方はJAS認定のものを選ぶようにするといいでしょう。
容量 | 50g |
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カフェインタイプ | ノンカフェイン |
原産国 | オーストリア |
賞味期限 | パッケージに記載 |
飲み方 | ティースプーン1杯のハーブにティーカップ1杯のお湯を注ぎ、3~5分蒸らしてお召し上がり下さい。(蒸らし時間が長い方が濃く出ます)お湯の量はお好みに応じて調整してください。 |
楽天 | Amazon |
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☆4 |
☆3.5 |
※2023年9月現在
費用・コスト
乾燥されたレモンバームティーは100gで1500円~3500円が相場となっています。1回1g程度で100mlのレモンバームティーが作れるので、100g2000円で計算すると1杯のコストは20円になります。
選び方のコツ
レモンバームティーは香りが命なので、香りが強いものを選ぶようにします。香りが薄いものは効果の方も低いと考えていいでしょう。まずは少ない容量のものを色々購入して、香りを比べてみることから始めてみるようにします。
古代ギリシャのローマ時代から民間薬として活躍して来ました。ワインに漬けこんで利用してきたという記述が残されています。ルネサンス期には「不老不死の万能薬」として重宝されていたようです。
現在では南ヨーロッパ、ドイツ、アジアなど多くの地域で栽培されています。