ハーブティー、健康茶を利用するにあたり、現在感じている不快症状の改善を目的にしているという場合があります。しかし、いくら続けても不快症状が改善しないということがあります。
そのような時にどうしたらいいかについてご説明します。
効果が得られているかどうか分からない…という時にまず確認すべきなのは「ハーブティー、健康茶が本当に症状改善に有効かどうか」ということです。
不快な症状を改善しなければならないので、症状改善に有効なハーブティー、健康茶を用いるというのはまず最初に確認しなければなりません。そうした上で、そのハーブティー、健康茶が自分の体質に合っているかどうかも確認します。
例えば、冷え性なのにも関わらず体を冷やす作用のあるものを用いていたり、虚弱体質なのに栄養の吸収を妨げる作用のあるものを利用したりなど、間違った使い方をしていると、自分の体に合っていない為に、改善効果を得ることが出来にくくなります。
ハーブティー、健康茶にて不快症状を改善する際に大事になるのが「時間軸」です。
例えば風邪などの不快症状の改善に対しては1~3日で効果が出ますが、慢性的な症状(例えば慢性的な冷え性の改善)などの改善のケースには、少なくとも3カ月~6か月間はじっくりと改善しなければ効果を期待することはできません。
ハーブティー、健康茶にはこのように急性的な症状に関してはすぐに効果を現しますが、長期に渡って感じている慢性症状に関しては、体に負担が生じないように少しずつ改善してくれるので、少しずつ効果を発揮するという特徴があります。
改善しようとしている症状によって時間軸が異なるということを覚えておかなくてはなりません。
以上を踏まえハーブティーを続けたとしても、効果を得ることが出来ない時があります。そのような時はそのまま続けた方がいいのでしょうか?
答えは不快症状がないのであれば、続けることによって少なからず効果をもたらすことができるので、続けた方がいいというのが私の答えです。
もちろん、自分に合っているというのが前提ですが、各種ハーブティー、健康茶には少なからず抗酸化作用やリラックス効果、体の栄養になる成分などが含有されており、健康に役立つものばかりです。
よって、例え満足いく効果を感じることができなくても、継続することによって何らかの健康効果をもたらすことができるので、続けた方がいいといえます。
これは当たり前のことですが、ハーブティー、健康茶を利用していて、心身の調子が悪い方向に進んでいる時、あるいは急に具合が悪くなった時は、一旦利用するのをやめて様子をみるようにします。
必ずしもハーブティー、健康茶が原因で調子を乱している訳ではありませんが、人の体はその時々によって変化し、その変化によってハーブティー、健康茶が心身に与える影響が異なるので、何かしら芳しくない症状が出た場合にはやめて様子をみるようにしなければなりません。
また、風邪などを引いて一時的に体調を崩している時などは、一時的に利用するのをやめて、体調が戻ってからまた再開するようにします。