シベリアに自生するエレウテロコックという植物の根です。ロシア語では生命の果実と呼ばれ、ストレス解消に効果があるといわれています。
イライラ、ムカムカ、モヤモヤ、クヨクヨにおすすめのお茶です。
成分 | エレウテロサイドE、ピノレジノール・ジグロコサイド、 |
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注目成分 |
エレウテロサイドE |
脳神経に作用するという特性があるので、人によっては眠気や心拍数の変化、不安、悲しみ、イライラなどが増幅することがあります。高血圧の原因になることがあるので、血圧が高い方やそれに伴い不整脈が出ているような場合には担当の医師に相談してから用いるようします。
その他、子宮がんなど女性ホルモンの影響を受ける疾患や、糖尿病、各種精神疾患がある方は症状を悪化させることがあるので、利用しないようにします。
シベリア人参茶には脳下垂体から分泌されるβエンドルフィンの分泌を促進するという働きがあります。
この働きにより、免疫力向上、疲労回復、ストレス耐性アップ、生活習慣病予防、更年期障害改善などの効果を得ることができます。その他、不安感や不眠の改善といった精神症状を改善する効果もあります。
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シベリア人参茶は短期的な即効性はなく、長期に渡って摂取して体質を改善するという特徴があるので、なるべく長く利用して体質改善に努めるという姿勢が望まれます。一日1~2gを2回程度に分けて摂るようにします。
シベリア人参には気分を落ち着けて眠りやすくなるという働きがあるので、就寝前に摂るという方法をおすすめします。体を温めるという働きもあるので、特に冬の寒さによって眠れないというような時に効果的です。
味・香り
お湯を注ぐとごく微量の安ホッコリするような何とも言えない香りが漂い、口に含むとほのかな甘みの中にほんのり漂う渋味が安心感を与えてくれます。味も香りも微量なので飽きることなく続けることができます。
種類や産地の違い
価格の違いは生薬で販売されているか、顆粒やエキスで販売されているかの違いによります。生薬のまま販売されているものは安く、顆粒やエキスなどお湯に入れるだけの状態となっている製品は手間がかかっているために高くなります。
費用・コスト
500gで5500円~8000円が相場となっています。10gで500mlほど作れるので、500g・7000円で計算すると、1杯200mlのコストは56円になります。
選び方のコツ
生薬を毎日煮出して作るのは面倒…という方は、お湯を注ぐだけになっている顆粒やエキスタイプのものを選び、手間はかかるけど安い方がいいという方は生薬タイプのものを選ぶようにするといいでしょう。効果の方はどのタイプであってもそれほど差はありません。
シベリア人参茶は楽天・Amazonにも取り扱いがあまりありません。こちらは☆3ですが、「シベリア人参」が含まれている商品です。
容量 | 1.5g×60包 |
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カフェインタイプ | ノンカフェイン |
原材料 | コーンスターチ、柳茶エキス末、シベリア人参エキス、ハスの葉エキス末、スギナエキス末、トレハロース |
賞味期限 | 年 |
飲み方 | 1日1~3回、1回1~2袋を目安にお湯等に溶かしてお召し上がり下さい。 |
楽天 | Amazon |
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☆3 |
取り扱いなし |
※2023年9月現在
中国では漢方薬として2000年以上前から、精気を補う作用や、筋骨強壮、意志を強くするなどの目的で利用されてきました。
日本では江戸時代に食糧難に備えて栽培されていたという記述が残されています。現代ではロシアや中国で研究が行われており、忍耐力や抵抗力を増強する効果があるということが明らかにされています。